taniyakunのブログ

日々徒然を思いつくまま書いています。

信長も食ったかも知れない⁇

 
今の季節は毎年釣り人にとっては寒いばかりで魚が釣れない時期でんな。
この間からイカと鰤のブッコミ用にやっと釣り上げた小鯵をイカも鰤も食わなかったので王道の南蛮漬けにして親父の晩飯になりました。
ブッコミの餌には丁度いいサイズなんだが親父の餌には中途半端な大きさですが美味しく頂きます!

 

日本には魚や肉を揚げる料理は歴史上16世紀に入って始めて出会った調理法である。
スペイン.ポルトガル大航海時代南蛮人が持ち込んだ調理法で南蛮漬けの原型とも思われるエスカベッシュやマリネがありますが、保存食として日持ちさせるために有り合わせの野菜とワインビネガー.ローリエ月桂樹の葉).塩.胡椒.等々で漬け込んだ料理法でスペイン.ポルトガル地中海沿岸の魚が豊富な地方ではオリーブオイルを使いイワシなど漬け込み海から遠い農村地域では豚肉や鶏肉など手に入る素材を使った料理でしょう。 
 
今では日本料理の代表である天ぷらも徳川家康茶屋四郎次郎の勧めで鯛の天ぷらを食って食中りで死んじゃったと云う話もあります。
江戸初期には天ぷらを揚げるごま油は非常に高価であった為とても庶民の口に入るようなものでなくセレブが食べる珍しい料理だったのでしょう。江戸末期には安価な菜種油が広まったお陰で庶民の口に入る大衆的な料理になりました。
 
親父の賄いは料理に行く前の能書きが多くて申し訳おまへん!
これはウンチク言いたい親父の特徴ですので平に平にご容赦ください!(笑)
 
四の五の言わんと取り敢えず調理に入ります。
 
今回はゼイゴとハラワタを取って冷凍してあった鯵で調理しました。解凍した鯵をキッチンペーパーで水気をよく拭き取り軽く塩胡椒で下味を付けパラパラと小麦粉をまぶします。
 

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次に素揚げした鯵と一緒に漬け込む野菜を切り用意します。
今回はピーマン.玉ねぎ.ニンジンと緑白赤とイタリア国旗のカラーで南蛮渡来の感じを演出? 

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 酢400CC  醬油360CC 酒大さじ4 砂糖大さじ4
いつものことながら調味料はいい加減で目分量。
職人は経験に裏打ちされた目分量で良い加減に仕上げる!エヘッ!
 
次にサラダ油を約160度位の低温でジックリ(骨まで~骨まで愛して~)城卓也「若い奴は知らんやろ~~~!」歌が一曲歌い終わる位の時間、骨まで柔らかくなるように揚げる。
 
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熱々の鯵を用意した野菜と漬け汁の中にどっぷり漬け込む。
後はしっかり味が浸み込むまでひたすら待つ!
 
本当はジックリ1日置いたくらいが美味しいのだが今夜のおかずはこれでいきました。
 
釣れてくれた鯵に感謝!