taniyakunのブログ

日々徒然を思いつくまま書いています。

今日も元気だタバコが美味い!

10月からまた、タバコが値上がりしました。

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タバコは値上げしても文句の出ない世論の後押しで税金を取りやすい!

歴史的に見て経済的に世の中を変えようとするとき、まず、マスコミを操作して世論を形成して流行を創り出す。 喫煙者をより一層肩身を狭くして追い込み電子タバコに移行させようとする意図があるように感じるのは私だけでしょうか?

タバコが日本に伝わって以来何度も禁令が出たが世の中にタバコは無くならない、タバコの歴史について考証してみました。

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タバコはアンデス山脈地方を原産地としており、そこから伝播して南北アメリカ大陸全域において使用されるようになっていった。7世紀ごろのマヤ文明・パレンケ遺跡においてはすでに神がたばこをくゆらすレリーフが発見されており、このころにはすでに喫煙の習慣がはじまっていたことを示している

1492年にクリストファー・コロンブスアメリカ大陸を発見して既に喫煙習慣のあったインデアンからヨーロッパへ伝わりました。

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16世紀末に入ると、タバコはヨーロッパからさらにアジアやアフリカへと広がり。アジアへの伝播はスペイン人によって1575年にフィリピンに持ち込まれたものが最初であり、以後17世紀初頭までのわずかな間に福建省、インド、ジャワ、日本などにたばこが広まっていった。

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天文12年(1543)ポルトガル人の船が、鹿児島南方の種子島に漂着しました。この偶然の航路発見以来、ポルトガルは、九州の各港を訪れ貿易を始めました。その後、スペインをはじめヨーロッパの国々がこれに加わって、日欧間の南蛮貿易が行われるようになりました。

南蛮貿易によって、ヨーロッパのさまざまな文物が日本に伝えられました。鉄砲、コレラ、梅毒などの病気から、カボチャやジャガイモのような野菜、タバコも当時は南蛮渡来の珍しいものでした。その他、綿布や羅紗、キリスト教や科学・技術など、良くも悪くも後の日本に大きな影響を与えました。

南蛮船による世界の植民地化によってヨーロッパの文化が急速に全世界へと広まったことで、タバコも重要な換金作物となり、世界各地で生産が行われるようになり、なかでもタバコ生産が経済の重要な地位を占めるようになっていたのはイギリスの植民地であった。 この時代から世界のグローバル化は始まった。 北アメリカにあるヴァージニアとメリーランドの植民地だった。ここで生産された葉たばこはイギリスに輸入されたのちヨーロッパ大陸へと再輸出され、イギリス・西インド諸島・北アメリカ植民地を結ぶ三角貿易の重要な一角となっていた]。このタバコ生産で北アメリカ植民地に独自の経済的基盤が出来た。植民地の住人の奴隷化も始まり作物の生産量が増え現地人だけでは労働力が足りなくなり、後にアフリカ大陸から労働力である奴隷も商品化されることになる。

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初期の喫煙風俗

日本にタバコが伝来した16世紀の末以降、一気に喫煙の風習が広がり、国内でタバコの栽培が始まりました。 南蛮渡来の珍しい喫煙の風習は、当時の最先端ファッションである傾奇者(かぶきもの)と呼ばれる徒党を組むならず者たちにシンボルとして使われたりしたことから、江戸幕府はタバコの禁令を出しました。

この頃から描かれた絵画に喫煙風俗が見られるようになります。喫煙風俗が珍しい異国のものとしてではなく、日本の風俗として描かれ喫煙する事は傾奇者(かぶきもの)達、不良集団の世間の常識や権力・秩序への反発・反骨の表現としての意味合いもあった。 今も昔も最先端の文化は流行を作り出して世の中が変わって行くきっかけになる。

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喫煙が広まるとともに、主要作物の米ではなく、現金収入になるタバコを栽培する農家が増えたため、幕府は、農家がタバコを栽培する禁令も出しました。こうしたタバコの禁令は江戸時代の初めから多く出され、厳しい罰則もみられました。 何度も行われた禁令にも関わらず、喫煙を楽しむ人々は増え続け、タバコの耕作も広まっていきました。

世界保健機関(WHO)はニコチンはヘロインやコカインと同程度に高い依存性があると定義している。 一度口にすると止められないタバコの禁令はやがて形骸化し、元禄期ごろを境に新しい禁令も出されなくなりました。こうして、江戸時代の庶民を中心に、嗜好品(しこうひん)として広く親しまれながら定着しました。

明治時代に入ってからは、欧米の文物が大量に日本に伝わり、さまざまなものが洋風化して紙巻たばこや葉巻などは煙管(キセル)不用の便利さや、ハイカラな格好良さもあって大都市を中心に、もてはやされるようになり、江戸時代から続いた日本の喫煙風俗もしだいに変化していきました。このことは、伝来以来の日本のタバコをとりまく状況を、大きく転換させる契機となりました。

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昭和の時代(ほんの30年前)まで飛行機やバス、電車等の交通機関や公共の施設である映画館でも市役所でも学校の職員室でも普通にタバコを吸っていた。 昭和の時代はタバコを吸うことはカッコ良くてちょい悪を気取れ、女性にモテる一つの要素だったのである。

昭和32年(1957)、国産初のフィルター付たばこ「ホープ」の登場をきっかけに、フィルター付紙巻たばこが主流になっていきました。日本の社会も、高度成長期を経て、大きく方向転換をしていきました。量より質、個人のゆとりが大切にされるようになり、ライフスタイルも多様化しました。そして個人的な嗜好の多様化に対応し、さまざまな特徴を持つ銘柄が数多く作られる時代になりました。

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今もあるハイライトは1960年に日本専売公社から発売されました。hi-liteと言うのは俗語で、「もっと陽の当たる場所」という意味です。8.0cmのロングサイズでフィルター付き。赤いテープを引いて開け易くフィルムパッケージという新しい仕様でフィルターの無い「しんせい」や「いこい」をおさえ大ヒットしました。

時は高度成長期。戦後の日本の復興と、一気に目にする新しい家電の数々。生活を良くしようと頑張るお父さん達に絶大な支持を得たタバコです。当時80円だったと思います。 アメリカ映画やドラマでも有名な俳優などが口にするタバコがかっこよかった。喫煙のキッカケなんて、単純なことでただの憧れから昭和の子供は暗黙のうちに、男は大人になったらタバコを吸うものと思っていました。

1900年、生命統計学者らが肺癌の増加を指摘(喫煙と疾患の関連を示唆した最初とされる)。その後さまざまな研究でタバコや煙の成分が分析され臨床的・病理学的・疫学的に、タバコの人体への影響の研究が進み、1930年には肺や循環器疾患の発症率や死亡率の上昇が指摘された。

その後もさまざまな国・研究機関でたばこの研究は増えていき、ドイツではナチス統治下で、またアメリカ合衆国では1938年ごろ生物学者レイモンド・パール(Raymond Pearl)が、タバコは健康に悪影響を及ぼすと発表しているが日本では1972年までパッケージに危険性の広告も無く、政府からのタバコの危険性に対するアナウンスはありませんでした。

2015年度の日本の紙巻たばこの販売数量が1833億本と、1996年から約5割減ったのだ。値上げに次ぐ値上げや公共の場での副流煙による喫煙禁止などの効果で販売量は減少した。1箱450円の場合65%は税金で1本あたり13.5円の税金を取られる。

健康や税金だけでなくタバコは喫煙者のマナーにも問題があり、副流煙や吸い殻の扱いなどにも非喫煙者から嫌われる原因がある。 禁煙先進国だと思われているドイツ、イタリア、フランス等、欧米諸国は公共施設やレストラン全ての公共の場を禁煙にしたので、逆に「禁煙でない場所ならどこでもタバコを吸っていい」という認識になっていて、屋外は喫煙天国となり至る所ポイ捨てタバコの吸い殻だらけで歩きタバコも普通になっています。

1人当たり年間喫煙本数を見ると、日本は依然として182カ国中21番目。先進国で日本よりも上位なのは韓国とオーストリアだけだ。しかし14年の政府統計によると、成人男性の喫煙率は3割と、66年の83%から急激に低下している。成人女性の現在の喫煙率は10%だ。

喫煙率の低下と共に肺がん患者も減っている。65~84歳の男性の肺がんによる死亡率は95~99年に10万人当たり302人に達したが、00~07年には1割減り、現在はさらに減っているようだ。成人男性全体の肺がんによる死亡率(年齢調整済み)は、96年のピーク時に比べ13年には12%減少している。 米国でも2006年の喫煙率は21%と、1965年から半減した。その結果、肺がんによる死亡率は1990年以降、34%低下した。こうした傾向は先進国で共通している。

電子タバコ

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世界のたばこ販売の8割を握る大手5社(中国タバコ、フィリップ モリス、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ〈BAT〉、JT、インペリアル・タバコ)等の会社は、従来のタバコほどの危険がないとして、電子タバコの販売に力を入れている。2014年に日本の電子たばこ市場に初参入したフィリップモリスでは現在、たばこ全体の約5%が電子たばことなっている。JTは今年3月に日本で発売しており、近く海外での販売を開始する方針だ。 しかし世界の電子たばこ販売額は80億ドルと、通常のたばこの7440億ドルの1%にすぎない。タバコ会社はまだまだ電子タバコの市場が無限に広がっている!

全ての法律は企業による献金で動かされる政治家によって作られる。 全世界は政治献金が無くならない限り企業優先の法律によって一般市民は何を訴えようと永遠に主権在民にはならないのである。 食品の安全基準、医療、原子力全てに於いて国民の生命は企業優先の倫理によって軽んじられている。

昨今の禁煙・嫌煙の風潮の高まりは喫煙者は犯罪者に近いほどに目の敵にされているので煙が出なくてニコチンの含まれない電子タバコに替えたという人もいると思います。 禁煙は自身の健康の為良いことですが、ニコチンの含まれない電子タバコに替えたら、まったく健康に害を及ぼさないのでしょうか? 

実は、電子タバコはまだ充分な研究ができるほど長い期間出回っていないため、いまだに電子タバコが身体に与える影響についてはわかっていないことが多くあります。それでも、いくつかの研究が行われていて、多くの科学者が電子タバコの影響について解明しようとしています。 電子タバコの構造は、電池式で、リキッドとも呼ばれる化学物質を蒸気に変えて吸い込むというものです。

非燃焼・加熱式タバコや電子タバコに対する日本呼吸器学会の見解

日本呼吸器学会は、非燃焼・加熱式タバコや電子タバコについて以下のように考えます。 これらの新型タバコは、「煙が出ない、あるいは煙 が見えにくいので禁煙のエリアでも吸える」、「受動喫煙の危険がない」、「従来の燃焼式た ばこより健康リスクが少ない」と誤認され、急速な広がりをみせています。

1.非燃焼・加熱式タバコや電子タバコの使用は、健康に悪影響がもたらされる可能性があ る。 2.非燃焼・加熱式タバコや電子タバコの使用者が呼出したエアロゾルは周囲に拡散するた め、受動吸引による健康被害が生じる可能性がある。従来の燃焼式タバコと同様に、すべて の飲食店やバーを含む公共の場所、公共交通機関での使用は認められない。                    日本呼吸器学会より引用   日本呼吸器学会で発表しているように電子タバコも決して安全ではなく、科学的なデータも従来のタバコに比べて少なく未知であるため安心できません。リチウムイオン電池が火を噴いて火傷した事例もあります。

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フィリップモリスはじめJTなど売上の減ったタバコ会社が都合の良いデータだけ示してタバコの代替に頻りと従来のタバコに比べて安全だとコマーシャルを流し売り込んでいます。

今、電子タバコに切り替える喫煙者は自ら金を払って人体実験に協力している感さえあります。

また、米国がん協会も電子タバコには常習性があり危険だと指摘している。

さて、ここまでの長いタバコの考察を続けて来ましたが、貴方はまだまだこれからもタバコを続けますか? まあ、人ってのは全てが合理的に出来てる訳じゃないので筆者の見解としては(分かっちゃいるけど止められね~~~!) って所ですが一番癪に障るのはニコチン依存症を克服する方法も教えないで明らかに健康を害するタバコの販売を許可していながら意思の弱いニコチン依存症の喫煙者から一方的に税金をふんだくる政府に対して「怒髪天を衝く」ほどの怒りを覚えます。

喫煙率が低下したことと昭和から平成になり現代の傾奇者(かぶきもの)とも言えるヤンキーがいなくなった事と相関関係があるのではないでしょうか?

あからさまに権威に逆らう若者もいなくなり去勢され聞き分けの良い若者ばかりで、かって学生デモに明け暮れた団塊の世代や若い頃ヤンキーをしてた世代も年とともに怒る元気も無くなり、政治も野党が無くなり自民党一党独裁の世の中で弱者の出来ることは「マスコミ報道に騙されず、悪徳企業の製品を買わず、税金を払わない為に徐々にタバコの本数を減らし禁煙する」怒りのエネルギーは行動力である。

引用 たばこと塩の博物館 引用 Wikipedia